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メインPCもPLEXTOR PX-256M5Sへ

PLEXTOR PX-256M5SをEPSON Endeavorに導入して調子に乗ったので、ついでにメインのPC(Core i7 970+SABERTOOTH X58…昨年組んだPC)もこちらにしちゃえ、ということで二台購入してRAID0にして使おう、ということにしました。

システムディスクとして今まで2TBのディスクを使っていたのに大丈夫なのかな?と一瞬考えましたけど、実際は512GBもあれば十分です。なんせちょっと前までは120GBとかで使っていたワケなのでこれで足りないというのは使い方の工夫が足りないだけですな。

というわけで、自分の使っているマザーボードにくっつけてテスト。最初はSATA 6Gbpsのポートである、Marvell® 9128 PCIe SATA6Gb/s controller 側でRAID組んでみましたのだ。それでテストをしてみると(100MBでCrystalDiskMark 3.0.1 x6を使ってベンチマーク)

Marvell 9128 RAID0

           Sequential Read :   360.985 MB/s
          Sequential Write :   249.463 MB/s
         Random Read 512KB :   308.864 MB/s
        Random Write 512KB :   235.596 MB/s
    Random Read 4KB (QD=1) :    20.923 MB/s [  5108.1 IOPS]
   Random Write 4KB (QD=1) :    32.256 MB/s [  7875.0 IOPS]
   Random Read 4KB (QD=32) :    81.492 MB/s [ 19895.5 IOPS]
  Random Write 4KB (QD=32) :    77.993 MB/s [ 19041.3 IOPS]

なんじゃこりゃ。RAID0でシーケンシャルリードが360MB/sって。EPSON Envdevor NJ5500Eのシングルより遅いじゃねーか。しかもSATA/300で認識されてるし。

仕方ないので色々と調べてみると、どうもMarvellだと遅いらしい、というネタがあったので普通にICH10RでRAIDを組む。なお今までIDEモードで使っていたのでAHCIだのRAIDに変えるとシステムがブルースクリーンをお出しになるため、事前にシステムのレジストリをいじっておかなきゃいけない。

というわけで、再度ベンチマークしてみた。

ICH10R RAID 0

           Sequential Read :   516.540 MB/s
          Sequential Write :   483.135 MB/s
         Random Read 512KB :   428.702 MB/s
        Random Write 512KB :   466.808 MB/s
    Random Read 4KB (QD=1) :    25.553 MB/s [  6238.6 IOPS]
   Random Write 4KB (QD=1) :    47.316 MB/s [ 11551.9 IOPS]
   Random Read 4KB (QD=32) :   356.541 MB/s [ 87046.2 IOPS]
  Random Write 4KB (QD=32) :   266.379 MB/s [ 65033.8 IOPS]

あぎゃ(^_^;)?

いやまぁ、速くなったけど…。よーく考えてみればICH10Rなんぞ、すでに4年前のチップ、しかもRAIDの遅さには定評がある?というわけでこんなものか。SATA/600でもないしね。RAID 0の意味がないくらい遅いのは悲しい。

これを改善するにはマザーボードの買い換え…というかCPUからマザーボードから全部変えないとダメなわけで。

うー。とりあえずコレでガマンしとくか。十分速いし…な…(X79のSSD RAID0が900越えしているのを見ると遅いけど)。EPSONのEndeavorのチップセットはICH10Rよりも優秀なHM65 Express チップセットとはいえノートパソコンに負けているのが非常に悔しいのだが。

続く(のか?)

Crucial m4からPLEXTOR PX-256M5Sへ

昨年購入したEPSONのノートパソコン。Endeavor NJ5500E。Crucial m4のSSDを入れて使っていたのですが、もっと速いSSDに交換したいなー、とほのかに思っておりました。そこへリリースされたのが、PLEXTOR PX-256M5S。昨年買ったm4 256GBが三万円ほどしていたのに、コイツは1.5万円強で買える上に速度もそこそこ向上するわけなので交換しようそうしよう、ということにしました。もっと速い上位のSSDであるPX-256M5Pもありますが、価格差もあるのでこっちでいいやと。7千円差は大きいしね。

換装するときにAcronicsのTrueImageを使ってディスクをクローンコピーします。これ、容量の異なるHDDでもクローン(当たり前だけどコピー先に入りきらないとダメ)できる優秀なバックアップソフトなのでいつも活用しております。ただ、簡単なのはいいんですがリカバリーエリアなんぞいらんわ!という漢(ある意味容量が減るのはイヤというセコい理由だけど)にとっては、パーティションを選べないのでいやかも。フリーのソフトでEaseUSという優秀なバックアップソフト(ディスククローンソフト)もあるので、それを使う方がいいかもしれませぬ。

んでもって中身をちょちょいと入れ替えてベンチマーク。CrystalDiskMark 3.0.1 x64を使って100MBのデータでテストしております。

Crucial m4@EPSON Endeavor NJ5500E(換装前)

 Sequential Read :   374.309 MB/s
 Sequential Write :   238.661 MB/s
 Random Read 512KB :   333.875 MB/s
 Random Write 512KB :   211.181 MB/s
 Random Read 4KB (QD=1) :    17.329 MB/s [  4230.8 IOPS]
 Random Write 4KB (QD=1) :    41.943 MB/s [ 10240.0 IOPS]
 Random Read 4KB (QD=32) :   164.143 MB/s [ 40073.9 IOPS]
 Random Write 4KB (QD=32) :   205.636 MB/s [ 50204.0 IOPS]

PLEXTOR PX-256M5S@EPSON Endeavor NJ5500E(換装後)

 Sequential Read :   475.622 MB/s
 Sequential Write :   393.622 MB/s
 Random Read 512KB :   359.891 MB/s
 Random Write 512KB :   371.638 MB/s
 Random Read 4KB (QD=1) :    20.940 MB/s [  5112.3 IOPS]
 Random Write 4KB (QD=1) :    35.472 MB/s [  8660.1 IOPS]
 Random Read 4KB (QD=32) :   276.435 MB/s [ 67489.1 IOPS]
 Random Write 4KB (QD=32) :   212.399 MB/s [ 51855.3 IOPS]

さて、結果を見るとかなりの改善が見られます。シーケンシャルリード・ライトで120MB/s以上のパフォーマンス改善があると、もともとかなり速かったとはいえ体感できる差があります。これ以上速く感じるには1GB/s程度まで伸ばさないとダメかな、という気がします。あまり現実味がないのですが。

Crucialは昔のASUSのCULVノート、UL20Aに入れて使えばいいや、という考えでそちらに移植。しかしCPUのせいかチップセットのせいかあんまり速くない…。もちろんHDDよりもはるかに快適なので満足しておりますが。

もっさりイーモバLTE→解決策

博多に来ております。もちろん仕事ですwいや、ほんとに。

家を離れているので必然的にモバイル機器に頼ることになり、先日購入したイーモバのLTEルータであるGL02Pを使ってるんだけど、たまに(いや、頻繁かな)繋がらないというか、非常にレスポンスが悪化する時があるのだった。沖縄で使っているときにはこんなこと感じなかったんだけど。

レスポンス悪化にも色々な現象があるけど、今回はサーバを見つけられたり見失ったり。IP直打ちだとさっくり繋がるので、これはおそらくDNSがあっぷあっぷしてるんだろうな、と推測。ググって調べると、やっぱり同じ現象で苦労してる人が多い様子…。

自分のサーバのDNSでも使うかな、と思ったんだけど、外引きできるようにするとセキュリティ上問題だし、トラフィックが無用に増える、落ちた時に面倒ということでGoogleのPublic DNSを使うことにした。Googleなら、落ちることもないだろうし。NTT Americaのを使ってもいいのだけど、今回はGoogleで。

というわけで、GL02Pで以下のように設定するのじゃ。

GL02Pの管理画面で左のファイアウォール設定を選びます
GL02Pの管理画面で左のファイアウォール設定を選びますと、この画面になります。

ここで、DHCP設定を選んで以下のようにDNSの項目を設定。

DNS設定をスタティックにして、Google Public DNSのアドレスを入れるのだ。

これで「適用」をクリックして設定は終わり。これでさくさくとつながるかと思う。

実際にイーモバから転送(フォワード)されているDNSアドレスとGoogle Public DNSのパフォーマンスを比較…しても意味がないくらいレスポンスがない。てか、DNS Benchmarkかけると「Dead DNS」扱いされてやんのw笑い事じゃねーけど。

まったくレスポンスしねぇ…

この問題をイーモバイルは把握してるのかなぁ、と思ってサポートに電話したけど、よくわかってないご様子。個人的には解決したからどうでもいいんだけど、こんなくだらない問題をいつまでもほっといておかれてイーモバ(イーアクセス)が倒産しても困るし、「こういうDNSがノーレスポンスな現象が起きてます。調べてください」とキッチリ言ってみた。後ほどご報告はいただけるということでちょっと待ってみることに。回答が来たらまた記事を掲載する予定。

※勝手に空想すると、田舎などだとクライアントが少ないのでそれほどDNSに負担がかからないのかもしれない。都会だとクライアントが多くて割り当てられているDNSのパフォーマンスを食い尽くしてしまうのかも。各エリア毎にDNSの分配はしているだろうからこういうことになるんじゃないか、と想像してみたり。

せっかく足回りにお金かけてLTE化して速度自体に不満はまったくないのに、こういったくっだらないところで運用技術がきちんとしてないのではないか?という疑念を持たれるのももったいないと思うんだよなあ。頼むぜほんとに。旅先でこういった設定をやり直すのって結構ストレスなんだよな。

5/17追記

イーモバからDNSがおかしかったようです、という旨の連絡はあった。それに関してはよしとするが、報告するより前にも現象が起きていたことなどがネットに書かれていたんだけど?という質問に関してはわからない、とのこと。しょせんテクニカルに突っ込んだところには答えてくれないので、もういいやってことで終わりにしようと思う。まぁ、ちゃんと動かしてくれればいいんだ、ほんとに。なんせ普通の人にはDNSを書き換えろ、なんてのは無理だもん。

アメリカの飲み物ふたつ

だいぶ時間が空いてしまった…。アメリカで普段とは違ったものを飲んだのでとりあえずメモ。日本ではちょっと手に入りにくいものかもしれないので。

まずはコレ。

ペプシです。コカ・コーラ派ではありますが、なけりゃペプシでも飲むワケで。もっとも最近はダイエットしているのでゼロ系ばかりですが。ゼロ系、とかいうと新幹線みたいだ。このペプシは復刻版的な扱いで販売していて、見てわかるようにロゴも旧型。そして甘味料としてコーンシロップなどは使わず、全部リアルシュガー、砂糖だけだぜ!と謳って販売していたのです。バラで売ってりゃいいものをケース売りなので仕方なくケースで買いました。

飲み味は……うーん、普段ペプシ飲まないのでわからないwwwいや、違いがわかりにくいというか、個人的な感想としてはコカ・コーラではなくてペプシの味だよね!という感じは受けます。もちろんゼロ系のものよりはうまい。はるかにうまい。とってもうまい(ゼロ系の後味はホントにスキではない)。以前メキシコのコカ・コーラの時にも思いましたけど、純粋な砂糖は後味がほどよくたなびいて、すっきり消えるのが特徴で、その分甘みが少ない気がしてしまうのですが、やっぱり飲み物そのものの味を際立たせる甘味料だな、とは思うのです。

このペプシに限らず、現代の甘味料がスキではない人はたくさんいるわけで、きっちりこうしてマーケットに合わせた復刻版を用意するペプシはマーケティングではコカ・コーラより上かな、っという気がしました。そういえば昔、ニューコークに切り替わります、的なことをコカ・コーラがやったことがありました。ここらへんでその話が詳しく解説されております。あのとき切り替わらなくてよかった、と思う反面、ニューコークをもう一度飲んでみたい、という気持ちもあったりして。

次はコレ。

V8の野菜ジュース。V8 Spicy Hot。昔は、キャンベールV8よ♪みたいなCMやっていたのですが、今ではブランド的にはV8ノミなんすね。そのV8の野菜ジュースでも、コイツはスパイシーでホットなわけです。普通のに比べると辛くてスパイシーなわけだ。文字通りやんけ。

ノーマルV8の野菜ジュースもかなり濃いので評判ですが、コイツもそれに匹敵する濃さというか、ベースは同じです。ただ、飲み物として辛い上に、ゴクゴク飲むスタイルで飲みますと、のどに直接辛さだのスパイスが来るわけで、最初の一口はノド直撃の辛さです。うわっと最初は思ったのですがだんだんそれがくせになるというか。しかも辛いので飲み物で中和しようとしているのに、さらに辛くなってくるというワケのわからない状態w辛い飲み物をゴクゴク飲む経験がそれまではないわけで、ちょっとそこらへんの違和感が楽しいというか。飲んでノドを潤したハズなのに、水が欲しくなるという…。野菜ジュース全般潤す効果は少ない飲み物ですが。

コレ、飲んでいて気づいたのですが、温めて飲んだら野菜スープとしてとってもおいしいのではないか?ということ。残念ながらアメリカにいるときには温める手段がないので、そのまま冷やして飲みましたけど、次回にバカンスでコンドミニアムなどに泊まったときには試してみようかと思います。でも温めるとにおいが強くなるから、料理のベースの方がいいかもしれない。そこらへん含めて次回の課題にしようかと思っていますw

野菜ジュースが大好きで辛いものが好きな方には、これはマジに体験してもらいたい味かな、と。日本だと普通のV8はCOSTCOなどで手に入りますが、Spicy Hotは販売してません。マニアックな商社が輸入してくれないかな。キャンベルにお願いするのが一番早いかしらん。

キャンベル V8 100% ベジタブルジュース 340ml×24缶
キャンベル V8 100% ベジタブルジュース 340ml×24缶 こちらは、普通の味です。

GL02PとAT&TのSIM

暇なのでAT&TのSIMをGL02Pにぶちこんで検証してみました。まず、このルータが3GのSIMでも認証するのかが問題です。

いままでPWR-100Fで使いまくってきたSIM

このSIMは5Gバイトまで定額で使えるSIMです。プリペイドタイプのSIMではありません。アメリカに住所ないと買えないかもだ。んで、こいつをGL02Pに入れて、GL02Pの接続設定でAT&T用の設定を以下のように作ってあげます。

  1. ユーザ名:WAP@CINGULARGPRS.COM
  2. パスワード:CINGULAR1
  3. APN:isp.cingular

てな感じです。このプロファイルに変更してみると今まで「No Service」だったのが…

ををを、ローミングでSoftBankにつながった!

ちゃんと3Gモードになって、SoftBankにつながりました。へー、AT&TはSoftBankなのかー、なんて思って見ていると

げげ!かなりのデータの転送しちょる!

やばい、ローミング代金がバカにならん!というわけで、バッテリーをぶち抜き、実験は終了しましたw

この無駄な金を若干使った実験により、GL02Pは3GのSIMもなんなく使えてSIMロックもかかってないということになりますね。めでたしめでたし。これで海外でも(3Gだけど)、無事使えることがわかりました。PWR-100Fがなくても海外で問題なく過ごせそうで、ちょっとうれしいかも。

GL02Pが今はタダ→イー・モバイルオンラインストアで購入できます。

Seagate GoFlex Drive 4TB

ちまたでは、タイの洪水の影響でHDDの価格がメッチャ高騰しておりますな。最近は昔ほどHDDを消費しなくなってきている(というかアホみたいにでかいRAIDを組んだ)ので、次に低価格になるまで待とうかなー、なんて思っていましたがアメリカ在住の友人がコレやるよ、と土産を持ってきてくれました。それがコレ。

Seagate純正の外付けディスクで、4TBもの容量を誇るディスクでございます。ベアドライブで4TBはまだ発売されておりませんが、アメリカでは外付けなら入手可能になっているようです。肝心の値段は?と聞くと$229だよ、というので為替レートを80円/$としても18,400円程度ってことですね。ならば日本でベアドライブの2TBとか3TB買うより安いわけです。BESTBUYで売ってるよー、というので個人輸入して一山当ててやろうか?と考えたのですが、ちょっと値上がりしている様子。$270くらいになっていたのでやめましたw

さて、実際にPCにつないでみないといけません。2TBを超えるドライブですので、WindowsXPでは認識できないため、もちろんWindows7で試します。USB3.0インターフェイスを持っているので、必然的にこないだ組んだばかりで、すでに時代遅れになったCore i7マシンでテストするのでございます。マイコンピュータにはこんなカタチで表示されました。シーゲートロゴがまぶしいぜw

うむ、一個で3.63TBもあるっす。

まずはディスクのインフォメーションを見ると、こうなっています。

中身はST4000DX000です。しかし、このくらいの大きさになると単位調整による目減り感覚がハンパないなあ。400GBくらいどっかに消えちゃったような気分になります。

気を取り直して、テストしてみましょう。USB3.0なのでSATA接続よりパフォーマンスが悪いのは承知の介。

あれ、結構いくわ?かなりのパフォーマンスですね。さすがSATA/600規格というか。SATAの6Gbpsにつなげた黒キャビアの2TBより速いってのはどういうことだよwもちろん、でっかいプラッタの最外周というおいしい部分でのベンチマークになっちょるハズですが、それでもこのパフォーマンスはすごい。

コレくれたアメリカの友人は、ばらして中身だけ取り出し、そしてサーバに突っ込んでいるらしいのですが、普通にデスクトップマシンに突っ込んでもいいような気がしてきました。もったいないのでこのまま使いますが、そのうちベアドライブが安定して供給されるようになり、この4TBドライブが発売されたらシステムディスクをリプレイスしてもいいかなー、なんて思っております。