東方プロジェクトにハマっているという状態ではありませんが、ニコニコ動画などで一大勢力を築いたUGCジャンルであることは理解しています。そこからスピンアウトしたゆっくりは大好きですしw
というわけで、東方プロジェクト大好きな人なら必ず欲しがるであろうアイテムが4/30に発表されていましたが、予約受付をはじめたようです。今までサークルレベルでのフィギュアはありましたが、こういったメーカー製(といってもメーカーっていってもサークルの方がでかかったりすることもあるわけでw)が出なかった方が不思議。
このほかにも二種類出たようですね。詳細は飛び先でチェックしてみてください。個人的にはゆっくりのぬいぐるみじゃなくてフィギュアが欲しいんだけどなあw。あ、あとねんどろいどもいいかも~。
しかし、元々のゲームよりずいぶんキレイになっちゃってるような気がしないでもない。東方プロジェクトの魅力というのは、ベーシックな設定は決定しているけど、それより先はユーザーの自由度が高くて、いくらでも話を膨らませていけるところなのかな?と思います。もっともそれほど深く東方プロジェクトを理解しているわけではないので、違うわ、ボケって突っ込みもあるかな。
一次からコンテンツビジネスを始めるにはかなりの労力も必要ですし、最初からお金を儲ける方向で考えるなら、なおさらイニシャルコストもかかるし、認知度も簡単には上がらない。そのためにメディアの力を(コストをかけてでも)借りなければならないので、一般人がことさら参加できるフィールドではない。でも、こういったすでに認知されている一次コンテンツをモディファイする方向なら、ハードルはそれほど高くないし、コアなユーザー層が確立されたあとだから、参加すれば批判は多いかも知れませんが、そのフィールドでは認知されやすい。ある意味コンテンツ界のLinuxみたいなもんなんだろうな、と思います。たくさんのユーザー、クリエイターに揉まれ育っていっている状況を見ると、伽藍とバザールで言えばバザール方式のコンテンツ開発なんでしょう。コアコンテンツを作り上げたZUN氏のコンテンツ権利におけるオープンさが成功した希有な例じゃないかと。
ただ、これ以上一般化していく中では権利関連はかなり難しい舵取りを必要とされるので、これ以上発展すると諸々の問題が出てくる気がします。めざとい中国メーカーかなんかが作り出したりすると粗製濫造になる危険性をはらんでいますし、そこらへん原権利者がドコまでコントロールできるのか、を所詮外野である自分は興味深く注視していることにしましょう。ZUN氏はこのような規定を設けていらっしゃいますが、果たして今回のフィギュアはここから逸脱していないのか、とってもグレーな気がします。
なんせ元のゲームを販売してないamazonとかでも扱っているのですから、すでに枠をはみ出し始めているような。趣味(同人)から商業(メジャー)になるときには必ず起こる軋轢が、音楽だろうと漫画だろうと、難しいですよね。