「D945GCLF2」タグアーカイブ

InteI D945GCLF4 Quad Core発売(うそです)

いきなりノーマークだったAtonプロセッサ、N430を搭載したボードがデビューしました。従来のN33Oを二つ載せて、昔のPentiumDのようにワンパッケージにするわけではなく別々で、クアッドコアというよりデュアルCPUと言った方が正しいんじゃないの?というスペックでいきなりデビュー。各CPU間がどんな接続なのかは一切明らかにされていませんが、Atonでこんなことする必要あるのか?と多少疑問に思わなくもないボードです。もちろんフォームファクターはMini-ITX。ハンパなMicroATXなんぞは採用していません。

CPUが二個載ってます
CPUが二個載ってます

チップセットは従来と同じものでしょうか?相変わらずCPUにはファンがないのにチップセットはファン付きというデザインは変わっていません。どんな用途に適するのかわかりませんが、現在のデュアルコアだと根性が足りないんだよ、という体育会系のユーザにはこちらのモデルがいいかもしれませんねー。

続きを読む InteI D945GCLF4 Quad Core発売(うそです)

D945GCLFが値崩れ

本日秋葉原を散歩。D945GCLF2を買いそうになりながらも、なんとかこらえるのでした。売り切れの店もあったりしてやっぱりみなさん待っていたようです。価格も10,800円がスタンダード。一部10,580円というショップもありましたが売り切れていました。このサイトにもアクセスの10%がD945GCLFがらみですので、やっぱりみんな注目しているし、価格もD945GCLFが出たてのときと変わらないこともあり、人気になるのも頷ける状況です。

その影でD945GCLFは7,980円と値段を大きく下げています。そりゃ、そうだと思いつつ7,980円なら自宅で運用するWebサーバやDBサーバ用には十分ですから、非常にオトク感があります。ケースやメモリ、HDDをつけても2.5万円もあれば省電力自宅サーバができてしまうと(しかし、この価格を見るとML115G5ってホントに安いと思います)。

余っているメモリやケース、少ししか容量がないからストックになっちゃったHDDなどを持っているならとてもリーズナブルにサーバ組めますので、FedoraやUbuntu入れて、FireflyでiTunesのサーバなんかにするのもいいかもしれません。6月に出たばかりなのに3カ月で次のが出ちゃえばこうなる、とは予想がついていても値下がりしちゃったD945GCLFを見ると寂しい気分。5千円切ったら一枚予備に買っておくかな。

D945GCLF2

いよいよD945GCLF2発売日です。って思ってたらすでに昨日買われた人もいらしたようで。うらやましいな、フライング販売できるところがあったなんて。とは言いつつ、今(午前3時)すでにオンラインならばsofmapで買えるようになりました。価格は10,800円と意外に安く出てきました。12/25現在ではT-ZONEで9980円になっています。

しかし、公式のintelサイトには一切情報が掲載されていません。ここまでダラダラなのもある意味珍しいというか。スペック自体も出て初めてわかるってのもスゴい。

impressのAkiba PC Hotlineですでに触れられているのですが、今まで気づかなかった情報としては、チップセットのヒートシンクの背が低くなっていること。Crystaなどの薄いタイプのケースでもぶつからないかもしれません。実際に買って試してみるしかないのですが、チャレンジしてみてもよさそう。

すでに購入された方のベンチマークデータがちらほら出ているので拾ってきました。

Windows Mediaエンコード

Atom330 Atom230
DDR2 667 2G DDR2 800 2G
1分47秒 2分28秒

デュアルだからといって半分になるわけじゃないので、実際の使い勝手もこんなもんかな、という気がします。このベンチマークは厳密なものではないので、シビアに見る物ではありません(実際のベンチの前提であるマシンのスペックなども違うため)。ただ、CPUの違いによるものがエンコードの作業などでは大きいわけですから、一定の傾向は読み取れます。二つのアプリケーションを同時に起動してもそれほど負荷が増えないよ、っていうのが一番のメリットでしょうね。言い古されたことですけど。

シングルアプリケーションでマルチスレッド的なものであれば従来のAtomよりちょっと速くなってるのですが、それほど劇的ではないので期待してはいけません。もともと遅いのですし、やはりメリットとしては消費電力は4Wしか増えてないよー、って思っていればいいのでしょう(笑)。あとはGigabitか。

何はともあれコストがあまり高くならずに、余裕を持った運用ができること、そしてネットワーク周りが速くなったことが一番のメリットかと。これならばSATAが2ポートしかないのをガマンすればNASとして活用できますね。ICH7がマルチプライヤ対応だったなら面白かったのになぁ。

では自分は買うか?と言われると正直微妙になってきました。それは、DVI装備のデュアルコアがすぐ出そうなこと。ShuttleのX27はGigabit積んでいても従来のatomでしたからガン無視していたのですが(見たら買ってしまいそう。10月発売みたいです)、これDVI搭載なんですよね。これにデュアル積んだのがすぐ出そうです。何しろ載せ替えるだけで動いてしまうでしょうから。ケースの質感なども悪くないし、ネットワークチップがMarvellというのもポイント高い。

というわけで見るまで買う気マンマンだったのですが今回は見送りにしました(意志が弱いけど)。実際今のAtomで困っていないってのもあります。劇的に進歩してないし、Gigabitでも蟹チップだし。こうやって自分に言い聞かせるのだった。

でも店頭で見たら手を出しそう…。もちろん、今までシングルのAtomをデュアル出るまで待とうって思っていた人は買ってもいいと思いますよ。

海外でのDual Core Atom情報 Tanquilの場合

UKのWebを見ていたら、Dual CoreのAtomを搭載したマシンのニュースが出ていました。イギリスなのであんまりなじみのないメーカーですが、Tanquilというメーカーが299ポンドでDual CoreのAtomマシンを出します。記事を要約してみました。

この299ポンド(日本円だと55,000円程度)のPCはデュアルコアのAtomプロセッサ(モデルナンバーはZ330)を搭載している。インテルの今のAtomは230だ。なのでデュアルコアバージョンは330としてデビューすることになる。
Tranquil PC T7-HSG
TranquilのPCである、T7-HSG: これはデュアルコアAtomが搭載
64ビットの命令をサポートし、Diamondvilleと呼ばれるSilverthoneシリーズでもデスクトップPCカテゴリに与えられるファミリーネームを持っている。
この330はインテルの新しいD945GCLF2に採用されている。これはMini-ITXで945GCチップセットと内蔵グラフィックスチップであるGMA 950で採用されているものだ。
TranquilのファンレスコンピュータであるT7-HSGは512MBから2GBのDDR 2メモリをサポートし、500GBから1TBのHDDを搭載している。それはギガビットイーサネットを持っており(これはD945GCLF2もそう)、 ホームサーバ用途に向けて出すものだ、とTranquilはアナウンスしている。

ということでした。まぁ、この出来合いのPCもD945GCLF2をベースにしているってことですね。日本では9/17と思われているのですが、ベアボーンというか完成品はやはり9末程度にならないと出てこないようです。今までのAtomベースでのPCのリリースに比べると少し早いかな。T7シリー ズはこのTranquilのMini-ITXシリーズで壁掛けもできるよう。ブルーのケース、ちょっといいな。消費電力は33Wでアナウンスされてました。しかも Windows Home Serverがインストール済み(!)。OSの価格考えるとちょっとオトクかもしれません。

イギリスにはトッテンナムコートロードというプチ秋葉原みたいなところがあって、自分も大昔に行ったことがあるのですが、日本では当時ほとんど見な かったAmigaなんかが普通に売っていてカルチャーショックを受けました。ヨーロッパじゃだいぶ長生きしたみたいですね、Amiga。今はどんな雰囲気 かわかりませんが、自作パーツとかも売っているのかなぁ。さすがに萌え萌えなアイテムなんかは売ってないんでしょうけど(笑)。

しかし、D945GCLF2に関しては本国でもあまり情報が少ないです。日本がこういう点はめざといのか、日本がやはり重要な市場なのだから当たり前かもしれませんが、日本発信の情報がUSよりも早いことも多いですね。

Atom 330のテストの情報が出てきましたね

 EeePCにも使われているAtomですが、そのEeePCにデュアルコアAtomを積んだマシンが出るようで、そのベンチマークテストの結果がeeeuser.comに載っていました。以下引用。実際の数値より普通のAtomやCore 2 Duoとの比較からその速度を判断したほうがより実際の感覚に近いかと思います。

プロセッサ演算テスト

Intel Atom N270 1.6Ghz – ALU: 3862 MIPS iSSE3: 3280 MFLOPS
Intel Atom 330 1.6GHz Dual Core – ALU: 8032 MIPS iSSE3: 6724 MFLOPS
Intel Core 2 Duo U7700 1.3GHz – ALU: 12105 MIPS iSSE3: 8423 MFLOPS

マルチメディアテスト

このテストはCPUが使えるマルチメディア命令とデータ処理のテストを実施したものです。

Intel Atom N270 1.6GHz – 8291 kpixels/s
Intel Atom 330 1.6GHz Dual Core – 16920 kpixels/s
Intel Core 2 Duo U7700 1.3GHz – 24742 kpixels/s

メモリーの転送テスト

このテストはCPUのキャッシュとのやりとりの速度を測るテストを実施したものです。

Intel Atom N270 1.6GHz – 3.54 GB/s
Intel Atom 330 1.6GHz Dual Core – 7.18 GB/s
Intel Core 2 Duo U7700 1.3GHz – 9.53 GB/s

 単純に見て従来型Atomの倍の速度が出ている、ということでベンチマーク結果は読み取れますね。しかしながら、あくまでもベンチマークなので実際のアプリケーションを使う上ではベンチマークデータはあくまでも参考程度になりますから、期待しすぎない方がよさそう。実際の各数値を見てもCore 2 DuoのU7700には及ばないタイムです。U7700は最近ではほぼ各メーカのノートPCに採用されているCPUですので、それに比較して考えてみてもメインストリームのノートPCには全然かなわない。

 ただ、WebサーバやDBサーバとして使うときにCPUがデュアルになれば並列処理が多いので、負荷に強くなるでしょうし、Windowsマシンとして使うにせよ、地デジを普通に見れるなど、このパワーアップにはメリットが多いので期待したいと思います。速く実際のボードが出てこないか、と首を長くして待っているのですが、D945GCLF2は9/21が解禁日らしいのでそれまでワクテカして待っているしかなさそうです。本当はDVIだと嬉しいんですけどね。