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Core i7 6コアPCを新調する:セッティング

最初の記事に書いていなかったのですが、システム用のHDDは、Hitachiの2TB 7200rpm HDDであるDeskstar 0S03191を購入しました。なんでこんなわかりにくい型番なんじゃ?と思ってしまいましたが、別名でDeskstar 7K3000という名称もあるようです。こっちの方がイメージしやすいだろうに。

さて、SABERTOOTH X58は6GbpsポートにMarvell 9128を採用しておりまする。ここにこのHDDを接続すれば6Gbps同士でパフォーマンスはSSDにはかなわないものの、そこそこいいだろうと思っていれてみたわけで。さっそくOSをインストールしてやろうとしたのですが、全然ダメ。途中でコケます。HDDなんてつながってないもんね、とインストーラが言い出すレベル。

なんで?と思ってICH10Rに接続されている3Gbpsポートを利用してインストールを終えました。その後さんざん6Gbpsポートに接続してテストをしてみるとベンチマークは途中でブルースクリーン出すわ、OSが起動する途中でこけるわで最悪な状態。色々と調べてみてもMarvell 9128は相手を選ぶよね、という論調が多い。

MarvellのBIOSをアップデートしてみたらどうだろう?とは思ったのですがそこまでしてもなあ、と言う事であっさりあきらめて3Gbpsポートで利用することに…

そんなんいやじゃっ!

すぐ秋葉原に行き、今度はWD2002FAEXを買いました。黒キャビアの2TB 6Gbpsモデルです。このHDDを6Gbpsポートに接続して色々とテストをしてみたところ、ブルースクリーンは出ないし、快適に利用できそう。というわけでTrueimageを使ってHDDをコピーし、システムドライブを取り替えました。はぁ、やっとひとつ問題が収束した。余計な出費があったことは…忘れることにします。

ちなみにベンチマークをした結果がこちら。

Deskstar 2TBのテスト。3Gbpsポートにつないでおります。悪いわけでもない。6Gbpsにつなげばもっと速度は向上すると思います。
黒キャビア2TBを3Gbpsにつないだもの。Deskstarよりやっぱり速い。値段は全然違いますけど。
黒キャビア2TBを6Gbpsポートにつないだもの。やっぱり6Gbpsの効果はあります。1割程度数値はアップです。最初のDeskstarに比べるとかなりのパフォーマンスアップだわ。

Phenom II X6 1090T Black Edition買ってみた

特に現状のPhenom II X4 955BEに不満がある…というわけではなかったのですが、6コアってどんなんだろう?というのと5千円ほど価格が下がったこともあったので、Phenom II X6 1090T BEを購入してみたのでした。取り付けをするのがめんどくさかったのですが、取り付ける前に新CPUが出るのもいやなので、がんばって装着したのでした。しかし、ほんともう少しCPUクーラーってラクに脱着できるようになりませんかね。ネジ止めの方が楽な気がします。

んで、以前のCPUであった955BEとのベンチマーク比較をしましたのです。Crystalmark 2004R3でテストしてみました。

まずは、以前のCPUのベンチマーク結果を貼っておきましょう。これは3.7GHzで回したときのもの。

CrystalMark :  145063
[ ALU ]             56776
Fibonacci :   21120
Napierian :    9808
Eratosthenes :    7995
QuickSort :   17831
[ FPU ]             59577
MikoFPU :    7100
RandMeanSS :   32041
FFT :   11370
Mandelbrot :    9044
[ MEM ]             28710
Read : 11223.25 MB/s ( 11223)
Write : 4560.62 MB/s (  4560)
Read/Write : 4437.45 MB/s (  4437)
Cache : 84685.46 MB/s (  8468)

んで、次が1090Tを3.8GHzで回したもの。というかOCしたもの同士を比べるな、という意見もありましょうが、取りあえず実際にOCした状態で使うので、そのときのベンチマークで比較したのでした。

CrystalMark :  145523
[ ALU ]             58939
Fibonacci :   21992
Napierian :   10150
Eratosthenes :    8198
QuickSort :   18577
[ FPU ]             58622
MikoFPU :    7367
RandMeanSS :   30279
FFT :   11550
Mandelbrot :    9404
[ MEM ]             27962
Read : 10612.48 MB/s ( 10612)
Write : 4471.12 MB/s (  4471)
Read/Write : 4353.17 MB/s (  4353)
Cache : 85044.98 MB/s (  8504)

うちの環境は例のマザーボードである、MA790X-UD4Pなのですが、まー、DDR2なのでメモリ周りが若干遅いのは致し方ないところ。HDDは入れ替えたりしているのでそれを除いてテストした結果がコレだよ!

いや、あんま速くなってない。正直拍子抜けというかクロック差があまりないのでこんなもんでしょう。6コアの恩恵はこういうベンチマークじゃ見られないしね。タスクマネージャを見ているとすべてのCPUを使わないし、最初のコアなどはベンチマーク最中に800MHzまでフォールダウンしちゃうくらい。ま、Cool’n Quietくらいベンチマークのときは切れ、という気もしますがw

965BEが17,000円程度で購入できるわけですし価格差を考えると、コストパフォーマンスがいいとは言えないかも?ただ、6コアを生かすアプリケーションを使うことを考えると気分的なものとして納得はしていますが。これからAMDを組むというのなら、3万円未満で最高クラスのCPUが買えるってのは気分はいいと思います。さすがにCore i7の最高CPUは10万円覚悟になりますからw

RHD4-UXE 2.0を買ってみた…んだが

アイオーデータの中古市を楽天側のショップで行っていたので、RHD4-UXE 2.0を買ってみました。それが本日届いたのでさっそくテストをば。

RHD4-UXE クリックするとアイオーデータのサイトで詳細を見られます

最初はRAID5モードになっているので、自分は速度命のストライピングモードに変換。ま、まだどういう使い方をするかを決めていないので取り急ぎ最高速を見てみたい、ということになりました。

マザーボードはいつものMA790X-UD4Pなのですがこちらに搭載されているチップセットはSB750とJMBのSATAチップが混載されています。最初はSB750側でテストをしたのですが、なぜか書き込み時にエラーが出まくり…。オフラインになってしまいました。あ、あれ?おかしいなぁ、と思いつつ問題の切り分けをすべくJMBのSATAチップ側に付け替えて再度テストをしました。

その結果がこちらでございます。

こちらがJMBのチップセットでテストしたものです
こちらがJMBのチップセットでテストしたものです

あれ?あんま速くないなぁ…。ちゃんと動いたのはいいんだけど、どうも速度が上がらない。カタログスペックでは230MB/sとなっていましたが、そこまで出るとは思ってないので、ある程度は納得いくのですが…。

SB750でテストしたときに書き込み中に勝手にオフラインになってしまう現象。なんというか、トラフィックが増えるとおかしくなる状況。もしかして?と思ってそれまで使っていたeSATAケーブルを交換してテストしてみることにしました。最初に使っていたのは2mある柔らかいものです。今までシングルドライブの裸族のお立ち台では問題なく稼働していたものですが、長く引き回していることに違いはなく、規格上もヤバい距離。なんせ本来のeSATAではなく内蔵のSATAを変換しているだけで、その変換ケーブルの距離もありますからトータルでは規格を倍以上オーバーしているわけです(SATAの規格は1m)。トリッキーな使い方をしていたわけですから、今までは「たまたま問題なかった」わけですね。

かといって今回のRHD4-UXEのためにわざわざeSATAのボードを買うのも勿体ない。なので、ケーブル長さを短くするために、付属してきたケーブル(1m)を使ってテストを再度やり直しすることに。

その結果がこれです。

をを、クララが立った!じゃなくて速度が上がった!

カタログスペックよりは落ちていますが、無事速度が上がりました。なんというか、もしかしたらJMB側のチップでもケーブルを純正のものにしたらもっと速度が上がるかもしれません。

今回の教訓として、やはり基本に立ち返ることが重要だ、と痛感した次第。なんせ規格なんか余裕があるから大丈夫っしょ?という感覚で今までやってきていますから(しかも問題は起きていなかった)、トラブルが起きたときにハードウェアの故障とか別の原因にしてしまいがち。あくまでもスタンドアロンな状態でチェックしないと泥沼にハマるよなぁ、と反省した次第です。

しかしながら、マザーボードにオンボードでついているeSATAコネクタならある程度信頼できますが、やはり内蔵SATAを引き回したものは若干信頼できないことが体験できました。次にマザーボードをリプレイスするときには、ここらへん注意して購入したいと思います。自分みたいにメインマシンにHDDをしこたまつなぐ人は、ポートマルチプライヤ対応のインターフェイスを搭載するべきなんでしょうね。意外に高いんだよなぁ…。

トラフィックが高くなるとてきめんにおかしくなるのがほとんどがケーブルのクオリティだったりするのは、昔のイーサネットケーブルを適当なものでやっていたときに体感していました。まだあまり普及していない時代で適当にアメリカの電話に使うちょっと太めの電話線使ってテストしたりしてw

これも10Mのときは問題なかったのですが、その後100Mイーサとかになると、クオリティの低いケーブルはことごとく使い物にならなくなりました。というわけで、重要なデータ転送に使うケーブルのクオリティは大切。


追記

この後、さらに突っ込んでテストしていたのですが、ファイルサイズが500MB程度でベンチマークをかけるとエラーを起こすことが判明。バーストちっくにデータを転送すると処理が追いつかないのかな。環境を移動してテストしてみないとなんとも言えない状態になってきました。

これをUSBで使うにはもったいない価格だしなぁ…

GREENHOUSE GH-CF32GFX

秋葉原を徘徊していたら、なにやらグリーンハウスの新しいコンパクトフラッシュカード、GH-CF32GFXが出ている…。

パッケージには、高速転送65MB/s・433倍速と高らかにコピーが踊っています。しかも、前回はDUALだったのに、今回はQUAD(4チップ同時にアクセスだからだろう)。こないだ懲りたので、どーするかなー、と思ったのですが、さすがにこれもダメだったら、ヤバいでしょう?ということでテストしてみることにしました。それにほら、前も交換したらちゃんとしたスペックになったしね。なお、このGH-CF32GFXは、リード65MB/s・ライト35MB/sと、ちゃんとリードライト別の数値が記載されています。ここらへんの表記はとってもマトモになったと言えるでしょう。

しかし、こんだけGREENHOUSE製品を買ってしまうなんて、オレってなんてツンデレと思っちゃうほどだな。

QUADの色が赤いので期待?できるかもー
QUADの色が赤いので期待?できるかもー

今回のベンチマークもMA790X-UD4PにPhenom955BEでのテストです。SATA-CF変換カードはいつものAREA(エアリア)のものですので、テスト環境にGH-CF32GDとの違いはありません。比較数値も、50MBをシーケンシャルでリード・ライトするところで見ています。

では、さっそく…。

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コンパクトフラッシュベンチマークリターンズ

さて、前回GREENHOUSEのGH-CF32GDをディスりまくってから早半年以上経過しました。このBlogでも人気のページになっていますが、果たしてGH-CF32GDはホントにダメなコンパクトフラッシュなのか?ということで再度検証することにしました。

とはいっても、同じカードを検証しても意味がありませぬ。価格COMの情報に依ると、サポートに問い合わせればチェックして交換してくれるということでしたので、まだ桜の咲く頃に送り返していたのです。戻ってきたコンパクトフラッシュは、しばらく普通に使っていたのですが、ちょっと違うかな?と思いまして、ベンチマークをやり直しました。さっそくご報告することにしましょう。

注意点として、前回はML115G5でベンチマークしましたが、今回はマシンをリプレイスしたことにともない、MA790X-UD4PにPhenom955BEでのテストとなります。もっともSATA-CF変換カードは前回と同じくAREA(エアリア)のものですから、SATAチップの違いは多少出るでしょうが、そこでボトルネックになるのではなく、変換カードにかなりのウエイトがあると思われます。差違は出るでしょうが、それほど劇的な差違はないだろう、ということと、以前の環境を作るのがメンドイ(この理由が99.5%以上)ため、この新マシンでテストしました。GH-CF32GD単一テストだと差違が出た場合には、カードによるものか、チップセットによるものか判別できないので、Transcendも同様にテストして、チップセットの差違を見てみることは必要です。

比較数値は、50MBをシーケンシャルでリード・ライトするところで見ています。ここらへんがデジカメで一番キモになる部分でしょうから。

というわけで、まずはTranscendの32GBテストから。

ML115G5でのTranscend32GB
ML115G5でのテスト
MA790Xでのテスト
MA790Xでのテスト

これを見るとわかるように、多少の誤差は出ていますが、ほぼ同等とみなしてよいでしょう。リードに関しては、MA790Xは少し落ちています。ただ、1MB/s程度ですので3%程度の違いでしょうか。ライトに関してはほぼ変わりません。

次は、GH-CF32GDでのテスト結果を。

ML115G5でのテスト
ML115G5での交換前GH-CF32GDのテスト

さて、どうなることやら… 続きを読む コンパクトフラッシュベンチマークリターンズ

しつこくコンパクトフラッシュのベンチマークをする

コンパクトフラッシュのベンチマークをしつこくお届けしますw

なんというかUSBカードリーダーがボトルネックになっていると本当の実力もわからないだろう、ということで、CFをSATAに変換するカードを購入してきました。AREA(エアリア)から出ている龍神というCF-SATA変換カードです。玄人志向からも同じようなモノはリリースされていますが、AREAの方はPCIへのブラケットが付属しているということでこちらを選びました。

sataconvertcard

しかしながら、これは使い勝手が悪いんですよね。SATAのホットプラグに対応しているチップセットを使ったマザーボードなら、それほど面倒はないでしょうが、自分のML115G5ではチップセットがホットプラグをサポートしていないので、カードを抜き差ししたいときにはいちいちリブートする必要があるわけです。なので実際にはこれは使う機会があまりないかなぁ、と。ICH9R(Intelのソフトウェアを入れる必要がありますが)を搭載したマザーや、別途ホットプラグをサポートしたSATAカードを増設してからなら利用するメリットは高いかも。

ま、何はともあれテストしてみましょう。

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