ある日つらつらとTwitterを見ていたら、古い原付ばかり扱っている方がいた。フォローしてしばらくしたある日のこと。
CB50を譲る、というツイートを見たのですぐさま興味ありまーす、と手を上げて見に行った。
状態はもちろんまだ手を入れなきゃいけないところもありつつ、エンジンや足回り、ブレーキ周りはしっかりしている。もう少し整備したら譲れる、ということでお願いして2週間ほどして、納車してもらった。納車時にタイヤを新品にしてくれており、一通り走るには問題ない状態。
このバイク、フレームナンバーで調べると73-74年に作られたCB50のうち、フロントが機械式ディスクブレーキを装備したJXというもの。最初のCB50がベンリィCB50だったので、2代目になる。
エンジンのレッドゾーンは11,000以上。普通に7,000回転くらいは回すエンジンになる。というか回さないと加速しない笑
昔のエンジンだけど、元気なのでよく回る。ただ、エアフィルタやキャブの調整をもう少し追い込まないとダメかな。後々いじくることにした。
譲ってもらうときに書類上80ccにしてもらったのでナンバープレートは黄色の原付二種になる。そのためクルマの免許では乗れないし、小型二輪の免許が必要になるわけだ。そのデメリットがある代わりに原付二種なので二段階右折もいらないし、60キロ制限になる。
90cc越えるとちょっと税金高くなるので、90cc未満。400円だけだが。昔制定したものだから区分が細かいんだろうな。
小型二輪だと左のミラーも必要になるのもちょっとしたデメリットか。昔の原付だと右のミラーだけでよかった。ただ安全考えたら左ミラーないと困るのでちょうどいい。
昔のバイクなのではあるが、操作方法は現在と変わらないし、普通に乗れる。遅いけどね。あとキックしかない、チョークがついてる、センタースタンドしかついてない、ということもあり若干慣れが必要かな。もっとも普段の足にするバイクでもないので、適当にいじってレストアっぽいことをしつつ楽しもうと思っている。
なお、50ccでCBが出たのはこの時代だけ。その後は出ていない。CBという血統の中で唯一50年前のこの時代にしか存在しえない希少なモデルなのだ。
自分が16歳になって原付免許を取ったときに、まだこのCB50は現役だった。CB50Sという形式だったかと思う。50ccで4ストというハンデを背負いつつも人気があったのを覚えている。
ただ、当時は2ストモデル全盛期。ホンダもMB50やMB5を追加していった。ただ、やっぱりヤマハのRZ50が人気あった気がする。ホンダもMBX-5で巻き返そうとしたところで規制が入ってだんだん原付ブームも消えていったような。
その後も原付はハイパワースクーターなどもあり余裕で80キロくらい出た気がする…。今となっては恐ろしい。DJ 1Rに乗っていたけど、ホントに早かった記憶が残ってる。スペック上は5馬力だったがパンチ力はそんなものじゃなかった。