大型二輪免許卒検

6/6土曜日。

天気もよく13時ころに教習所へ。新型コロナのせいで教習所入るときに体温を計ったりなんてのもあるし、駐車場の空きも気になったので試験開始は13時半くらいだが、早めに行く。

KANTOモータースクールは二輪卒検の順番が、大型→普通→小型の順で行われるため、大型二輪を受ける人は早めに終えられる。自分は三番目でチャレンジすることになった。申し込んだのは一番早かった気がするんだけどな。まぁ、他の人のを見つつイメトレはできるのでよい。

自分の番が来て、いつものようにスタンドを起こし、前後を確認しつつまたがり、ミラーを調整してエンジンを始動する。練習で行っていたことをそのままやればいいだけだ。前回前々回の教習で一本橋にも自信はついたので、緊張感もあまりない。

天気いいなぁ、気持ちいいな、ちょっと暑いかな、なんて思いながら最初に外周を回る。

よくリラックスできてるぞ、と考えながら、坂道発進、踏切、クランク、波状路、一本橋、スラローム、急制動、そしてS字と課題をクリアしていく。どれも緊張することなく終えられて、あとは結果発表を待つだけ。うまくいったことはわかってるので、思わずニマニマしてしまう。ここから二時間くらい待たされるので、外出してコーヒーで乾杯したいくらいだけど。

合格した人は17時くらいから教室へ集められて卒業証明書を授与される。あとは試験場での注意点などを説明されて終わり。このあたりは普通二輪と変わらない(普通二輪も小型二輪も同時にオリエンされる)。

あとは試験場に行って免許をもらうだけになった。長かったようで、あっという間だったなと思う。途中中断なければ、もっと早く感じただろうけど。

これでもう教習所に通うこともないんだな、と思うと若干のさみしさもあり。不思議な感覚だけど、何かを習うというのが久しぶりだったからかもしれない。

大型二輪免許教習第二段階再開

5月いっぱい休んでいた教習所もいよいよ6/1から再開されることになったため、自分のスケジュールで空いている6/2から再開することにした。

6/2に2時間乗って、その後1時間シミュレータを行う。そして6/5の金曜日にもう2時間乗って見極めをもらい、土曜日に検定を受けられればスケジュール的にベスト。見極めから検定までタイムラグを開けたくなかったのだ。

さて、6/2に再開して思ったことは一本橋が苦ではなくなっていたこと。ずっと不安だったのだが、再開最初の教習で一本橋のいくつかのコツを教官が教えてくれ、そのうち一つが自分に合った。

それはブレーキ引きずったまま一本橋に乗ること。

後ろのブレーキをかけたまま半クラで発進し必要以上の速度を出さずに一本橋に乗る(軽くかけたままね)。

後ろブレーキをかけたままなのでバイク自体もフラフラせず、安定して一本橋に乗れる上に速度も上がりすぎないので無理して減速することもない。

以前はあまりそこを気にせず加速して一本橋に乗っていたため、最初の1秒で3m分くらい進んでいたと思う。

そして速度が高いためにそこで減速しなきゃ、と慌てることもない。1速のまま半クラで速度を調整し10秒以上を目指す。7割くらい渡った時点でさらに後ろブレーキを強くして速度を調整し、落ちないうちに再加速して降りる…。

という流れだと95%以上落ちずにクリアできるようになった。もちろん目線と肩の力を抜いて、遠くを見るようにして小刻みに腕を動かして方向を調整するということは変わりない。

その他の課題で波状路に関しては、波状路の手前でちゃんと1速に落として半クラで乗り始めることと、急制動はシフトダウンせずスムーズに止まること…というのを心がけた。どうしても制動する時にシフトダウンしちゃうんだよね。してもちゃんと止まれるので、別にいいのだろうが、教官的にはイヤみたい笑

というわけで規定時間で無事二段階も終了。見極めもスムーズにもらい、あとは卒検だけである。

教習をしていて思ったことは、ある程度できていると、ほぼ教官はくっついてこず、たまに「こうしたほうがいいよ」と意見を述べてくれるだけだ。なまじっかできると放置されることが多い気もする。なので、少し不安がある場合には、そばに来たときにしつこく聞くか、教習が始まるときに自己申告した方がいいわね。波状路なんかちゃんと聞けばよかったと思う。かなりこわごわやっていたから。

見極め前も課題走行ばかりやらせてくれたときがあって、そのおかげでだいぶん自信がついた。コースを覚えていたからこそやらせてくれたので、コースをしっかり覚えるのは大切だ。コース回るだけで結構時間かかるので、その分課題にかける時間は相対的に減るわけなのだから。

大型二輪免許教習第二段階

一段階をさくさく終えて二段階に入る。4/11の見極めが終わったので、翌12日に2時間乗ることにした。

二段階に入ってコースを覚えることに専念するようだが、自分はコースなんて覚えてるから、課題だけやらせてくれぇ、という気分になっていた。なんせ一本橋にまったく自信がない

それと大型二輪で初めて出てくる波状路。適当にクリアしてたんだけど、なぜか最初の方では渡り方などを習わずやっていた。クリアできてるからいいんだけど。

というわけで教習を進めた4/12に終えた時点で決定したのだが、4/14から新型コロナのせいで教習所が閉鎖されることになる。4/13に乗ろうかと思っていたのだが、再開されたときに練習時間が短いまま見極めに突入するのは、少し不安。

それに4/13は雨になりそうだったので、再開後に3時間目から教習を受けることにして、いったん停止することになった。GW前には無理だけど、これも仕方ない。

緊急事態宣言含め今はみんなで耐える時期だからな…。ただ、これが奏功して次からラクになったのだ。

大型二輪免許教習第一段階

4/8から教習を開始。

大型二輪免許の教習時間は一段階が5時間、二段階が7時間のトータル12時間。学科は一切ない。シミュレータが二段階に1時間あるだけで後は全部実車での教習になる。

ベースは普通二輪で習ったことを繰り返すだけだが、サイズがでかくなる分少し戸惑う。NC750というホンダの二気筒バイクなわけだが、当たり前だが400ccに比べると、各ギアでの速度がめっちゃ速い。400ccなら2速で半クラしながら回るクランクやS字も750ccだと速すぎるのだ。セオリーというか教わった通り、当初は2速で行こうとしてかなり手間取った。

1時間目は取り回し、引き起こし、8の字など。ちょっと外周走っておしまいだった。

2時間目くらいから慣れてきてトルクの大きな750ccの方がラクに感じ始める。それまでは前述した通り挙動に若干不安なところがあった。2速で速度落としすぎてギクシャクしたり。半クラを駆使することでうまくいくようになってきた。

第一段階で一番苦労したのは4時間目のATの体験。なんせでかいしニーグリップできないので低速では不安定。クランクで一回倒して足を挟んで文字通り痛い目にあった。倒したらすぐ逃げるように、と教わっていたのに逃げ損なった。すぐ逃げる、というのはアクセルをつかんでいると、勝手に回しちゃったりするからだそうな。なるほどね。

コースに関しては、卒業してすぐに入学しているので覚えることが少ないため、そのあたりはラクだった。とまれ、一段階では落ちることなく規定時間の5時間でクリアした。4/8からスタートした一段階は4/11には一段階を終える。

ただ、やっぱり一本橋が再度苦手になってくる。普通二輪のときより下手くそになった気までする。

でもこのペースで行けたらGW前には取れるかなぁ…。

大型二輪も取っちゃえばいいじゃん

そんな悩んだ末(というほど長時間悩んでない。ほんの数分)、大型二輪の方が価格的にもパフォーマンスもバリエーションもあるじゃん、と思い直した。さらに新型コロナのせいで在宅勤務が続き、時間的に自由になる今のうちに取ってしまえば、というのもあるし。

そこで、4/7に試験場で免許を受け取ったその足で教習所へ行く。

前回と同じようなプレゼンを一応は受けた。続けて受けることで、卒業生割引とか、教官の紹介のカタチを取ることでオプション分の値引きなどがあったためだいぶリーズナブルになる。

自分の残りの寿命を考えると、早めに取っちゃった方がいい、かつ、そんなに長く活用できるとは思えない大型二輪免許を取るための日々がまた始まるわけだ。

教習所に通うのが日常化している、というか習慣化してるので今のうちならは億劫ではないという感覚もあることも背中を押した理由のひとつだ。

しかし、新型コロナの感染者数がどんどん増えつつあるので、いつまで教習所に通えるのか、若干の不安はある…。

普通二輪免許は取ったけど

話は少し戻るが、普通二輪免許を取るための教習所に通いつつ、現在のバイクシーンがどうなってるのか改めて調べてというとおおげさだが、どうなっているのか確認してみた。

40年前と違うのは、普通二輪免許で乗れるバイクが少ないこと。当時は4気筒の400ccバイクがデビューしまくっていたころで、今すさまじいプレミアムがついているCBX400Fがデビューしたのは自分が高2になっていた81年11月。その後82年にZ400GPがデビューし、自分はカワサキ派だったのでZ400GPを買った。478,000円もしたのによく買ってくれたなと今では思う。どんなバイクかというと、こんなバイク

現在は4気筒の400ccはCB400SFしかないし、250ccの4気筒モデルもない。一時期のビッグスクーターも全然少ないし、なんか普通二輪免許で乗れるバイクって面白いの全然なくね?と思った。

当時はいわゆる限定解除と呼ばれた大型二輪免許は試験場で一発で受けるしかなく、15回落ちる人が普通にいた。今のようにカンタン(でもないけど)に教習所で取れるシロモノではなかったため、若者はみな400ccバイクに行くしかなかった時代。

自分の父親がオマケでもらった二輪免許で大型バイクを乗れるのをめっちゃうらやましかった記憶がある。

また、現在のCB400SFの価格は884,400円。消費税があるので仕方ない面もあるのだが、当時より40万も高い(40年経過しているのにそれだけしか上がってない見方もあるけど)。

大型であるNC750S 759,000円より高いやんけ。そりゃメカニズム的には複雑なCB400SFの方が高いのは理解できるのだが。

それに大型バイクの方が種類が多い。ホンダにせよカワサキにせよ大型の方がバリエーション豊かじゃないか。値段もそれほど変わらない(100万以上かけるんならでかい方がいいわな)。

そんなわけで急速に普通二輪免許の魅力が色あせてくるのだった。

あれ?いつのまに自分でバイク買うつもりでいるわけ?と自分にツッコミ入れつつも。

Who wants it? 物欲にまみれたIYHerたちへ