しばらくさよなら紅天使

最近ちょっと寒くなっていたので、焼き芋を食べられる最後のチャンスかもしれない、ということで近所のスーパーの焼き芋コーナーへ。紅天使を焼いたものを一本200円で販売しています。この紅天使、糖度が高いときには40度を超えるというすさまじいサツマイモ。安納芋よりも甘い、ということで最近人気らしいです。

私は最近まで「焼き芋食べたい」などとはついぞ思わない人間でしたが、この紅天使の焼き芋を食してから、チャンスがあれば買って食べるようになってしまいました。ダイエットをしたあと、体重を維持しなければならない、という自分にとってはまったくよくない嗜好になってしまったものだとは思っているのですが。

さて、芋をベースにしたスイーツとして有名なものに舟和の芋ようかんがあります。こちらもかなり甘くておいしいもので、昔渋谷経由で通勤していたときには今はなくなってしまった東横のれん街でよく買っていました。この芋ようかんは成形しやすいように固く練り上げられていますし、さらに砂糖を加味しています。それに比べてこの紅天使の焼き芋は、それよりも甘く、そしてねっとりとしていて、ナチュラルな甘さと食感が織りなす完成度は芋ようかんでは到達できないレベルに達しています。そして言うまでもなく天然100%。as isで焼いただけという自然そのものの甘さとうまさです。

なんて焼き芋だけに熱く語ってみた。まだ買えるところもあるようなのでぜひチャンスがあれば焼いて食べてみるといいです。食べたことない人は焼き芋に対する価値観がかなり変わるかと。ちなみに、この紅天使、紅はるかという名前でも売られています。産地で名前が多少かわるようで紅はるか、という名前もあります。正確な名前は「農林64号」だそうな。

自分で焼くよりやっぱり焼いて売っているものを食べたい
自分で焼くよりやっぱり焼いて売っているものを食べたい。チンしてもそれなりにおいしいんだけど別物と思える。

さつまいもの季節っていつまでなのかなあ。まだこの芋自体は楽天などで買えるようですが…。もし買えなくなっても秋まで楽しみに待ちますか。

追記

7月に入って沖縄に行ったところ、沖縄では著名なスーパーマーケットであるユニオンで普通に焼いて売ってました。多少小ぶりではあるし、価格もちょっと高めでしたけどまぎれもなく紅天使。一個だけ買って食べてみました。うん、ちゃんとおいしかったのです。

「しばらくさよなら紅天使」への6件のフィードバック

  1. たまたま、このサイトを拝見しましたので。

    農林64号は「べにはるか」ですが、紅天使は茨城県かすみがうら市の芋問屋ポテトかいつかの登録商標で、同じ品種です。また、「紅優甘」(べにゆうか)も茨城のJAなめがたの登録商標で、べにはるかのことです。
    同じ品種を、大分県では「甘太くん」で出しているようですが、登録されているかどうかはボクは確認していません。
    「ごと芋」(五島芋)と言うのもあり、品種確認はしていませんが、どう見ても「べにはるか」以外には考えられません。
    この焼き芋は美味しいですね。
    茨城のスーパーでは、規格外の生紅はるかを、何本も袋詰めで、百円、二百円で売っていたりします。嬉しいですよ。

  2. オダギさん、コメントありがとうございます。この品種、本当にいろんな名前があって混乱します…。甘太くん、というのは初めて聞きました。ごと芋ってのは焼酎が多いみたいですけど、実際に焼いてある芋の色を見ると確かにべにはるかっぽいですね。

    紅はるかがスーパーで安く売っているのは羨ましいです。こちらでは紅はるか、というだけでちょっとお高めの値付けをされています。もっとも売っているスーパーが少ないのですが。一番安いのがドン・キホーテで焼き芋用にあるのを「生のまま売ってくれ!」とお願いするのが一番安上がりだったり。

  3. たまたま通りかかりました。
    私の近所(東京新宿近辺)では、マルエツで一年中焼き芋が売っていますよ。
    お店によって紅はるかだったり、紅ゆうかだったり。でも、夏場はほとんど紅あずまでした。
    ご参考まで。

  4. コメントありがとうございます。
    年中焼き芋を出してくれるところ、たまにありますよね。ただ、おっしゃられるように夏場は紅はるかなどはなく、ホクホク系のばかりなのが残念なところ。まだ出回っている紅はるかも小さな物ばかりですし。
    でも、もうすぐ焼き芋の季節ですね。体重との兼ね合いでそうそう食べてられないのが残念なところですが。

  5. このサイトを見ている方が誤解されないように。
    今は紅はるかが大変出回って、入手が楽になりました。
    小さいものを高く売っている、と感じている方がおられるようですが、紅はるかは、小さめの方が美味しいのです。あまり小さ過ぎても困りますが、大きいものは一般に味が落ちます。ところが、紅はるかは、うっかりすると大きく育ってしまいます。生産者は、大きくしないように作るのが難しいと言っているほどです。はるかを選ぶ時には、大き過ぎない、ほどよいものを選んでください。ただ紅はるかで一番大切なことは、追熟させることです。収穫後二、三週間では美味しくありません。できれば一ヶ月常温で置いてから、焼き芋などにして食べるようにします。もっとも、二月に入った今なら、すべて収穫後の追熟が済んでいる筈ですが。

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