以前、D945GCLFで運用していたこのブログのサーバがディスクエラーを起こして止まった、という記事を書きましたが、その後「なんかわからないエラーが起きる」ので、この際だからサーバを入れ替えよう、と使っていなかったML115G1にサーバを戻しました。騒音や消費電力の点ではメリットが少ないのですが、今までのD945GCLFを別のケースに入れて3.5インチのHDDに切り替える時間を考えると、この際だからML115G1でいいや、ということにしました。
今回のサーバは1TBのHDDを二つ載せてRAID1にしました。サーバの復旧にかかる時間を考えると、すでに7,000円もしない1TBのHDDですから、そっちの方が合理的だろう、という判断です。というわけで2,3日かけてサーバをインストールし直したのでした。いや、しかし。
めんどくせぇぇぇぇ!!!
サーバのインストールってホントに面倒。むかぁし仕事で使うサーバのセットアップフィーにとある会社が一台25万も取りやがって憤慨していた覚えがありますが、一台だけならその値段でも文句言えないなぁ、と思ったのでした。同時に何台もするんだから、安くしろと交渉しましたけど。
考えてみれば新規のサーバを立てるときって、ダレもアクセスしてこないし、設定おかしくてもダレも困らない。過去のデータなんかないので、バックアップだのデータ移行だのはしなくてよい。なのでのんべんだらりとやっていましたけど、今は過去のデータもそれなりにありますし、アクセス解析系のツールはあるしWordpressもプラグイン山盛りだし、とかなり同じ環境にするのに手間取りました。いや、今まで入れていなかったツールも色気を出していれたのも失敗だったんですけどね。
んで。
今回Wordpressがプラグインを自動アップデートしてくれねぇ!という問題をやっとのことで解決しましたよ。
答えはftpのPassiveモードにあったようです。ようですって頼りないな。以下解決方法。
- vsftpdのconfにおいてPassiveアドレスはグローバルIPではなくローカルIPアドレスを渡すようにした
- WordPressのダッシュボード上のftpサイトをlocalhostではなくローカルIPアドレス(192.168なんちゃらなど)の設定にする。
- あっさりとプラグインをアップグレードできた。
- なぜかlocalhostにしておくとPassiveモードにならないようで(vsftpdの設定ではちゃんとローカルホストからのアクセスはOKにしてあるにもかかわらず、だ)。
- めんどうならば、vsftpdのpasv_addr_resolveとpasv_addressをコメントアウトしちゃえばok。Passive使わないなら、こっちの方がカンタンだね。
おそらく2.6まではPassiveモードではなくアクティブモードで作られていたんでしょうが、2.7リリースで変更されたようです。ftpサーバがPassiveをサポートしていると、WordpressもPassiveになるという仕様になったのかな。Passiveを殺したおかげで、今度は外からPassiveモードでftpできないのですが。現在のセキュリティ的にはftpのデータポートを20に決めうちするのは、どうなのよ?と思わないでもないのですが、滅多に外からftpすることはないのでいいかな、っということにしました。違うかもしれないけど、もうトレースするのがめんどい。疲労困憊した。こんなに頭使ったのひさびさ。
しかしながら別段使っている分にはサーバを切り替えたからといってWordpressの動きが速くなった、というのは体感できないのでなんか労多くして功少なしってな状態かと。これからHDD飛んだら感謝するんだろうけど。いや、飛んで欲しくないし。
まだ設定がちゃんとしていないところもあるので、これからまだまだ細かいところをいじくる予定です。はぁ。
おまけ WordPress Related Post for Japaneseというプラグインを入れてみました。Yahoo! JapanのAPI使って文章を解析して関連する投稿を引っ張ってくれるそう。最初は辞書ができてないらしいので、お茶目な関連投稿を表示しますけど、そのうち精度があがるのかな?