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蛍光灯リングライトを買ってみた

ブツ撮りするときにラクそうな蛍光灯リングライトを買ってみました。

ringlight

楽天で、12,800円で販売している40Wタイプのものです。プロ機材ドットコムという魚住誠一カメラマンがタイアップしてるんじゃねーか、と思われるショップです(笑)。いや、タイアップしてるってのはこっちの勝手な思い込みなんですが、いつも魚住誠一カメラマンがリコメンドしてるショップなので。

ま、そんな話はどうでもいいんですが、中国製で作りは粗いかなー、と思われますがアイデアの勝利というか中国製のこういった照明機材にはユニークなものが多くて楽しいです。モノブロックストロボなんかも中国製は非常に安価で、国産のものの半額以下で買えちゃうので、ついチェックしてしまいますね。まぁ、中国製ってことで品質が心配なのはありますけど、昔の日本製(コメットやサンスター)も同じように思われていたので、そのうち中国製でもクオリティタカスなものがたくさん出てくるでしょう。今回の趣旨にはどうでもいいネタをまた書き連ねてしまった。

というわけで実際に使ってみました。自分はブツ撮りするときに、「コクヨのキレイに撮り隊 デジカメスタジオ(こういったミニスタジオの中では安い)」というものを使っているのですが、これに使う照明を今までストロボでやっていたんですが、セッティングが面倒なので蛍光灯に走ってみました。蛍光灯といっても通常の蛍光灯とは違って、5400Kの色温度を持つ撮影用の蛍光灯が欲しかった。最近の高演色性の蛍光灯を使って自作してもよかったんですが、今回はラクをして買ってしまいました。後で述べますがユニークな使い方もできますし。

というわけでまずはPower Puff GirlsのNASCARを撮影。今回は全部α200を使ってみました。キレイに撮り隊デジカメスタジオのディフューズ面の上から照明してみました。

ディフューザーの上から照らした
ディフューザーの上から照らした

当たり前っちゃー当たり前なのですが、ディフューザー通してますから光が回っています。ま、このままでも全然使えるのですね。そうじゃなきゃデジカメスタジオがいりまへんw

んでは、直接照らしてみるとどうなるか、というのが次の写真です。

ダイレクトにリングライトを照射してみた
ダイレクトにリングライトを照射してみた

やや光が固くなって、陰影がはっきりしたのがわかると思います。左側にあるフェンダーの反射面を見るとリングだということがわかるか、と。でも全体に光が回っていますので、このままでも十分使えます。なんというかメリハリがはっきりしてこちらの方がメカメカしいアイテムには合うような気がしますね。

んでは、次にストロボとどう違うか。結果は明らかですが、一応並べてみます。

こちらはリングライト
こちらはリングライト
これは内蔵ストロボで真っ正面から
これは内蔵ストロボで真っ正面から

どっちがすてきな写真かは別として(ちゃんと三脚使うべきだ…)、リングライトを使った方が全体的によく見えますね。

ただ、最初のミニチュアカーの写真を見てわかるように、バックさえしっかりあつらえてしまえばディフューザー的なものがなくても十分ブツ撮りに使えます。え?それなら普通の丸い蛍光灯でいいじゃん、って?あー、そう言われるとそうですねw。普通の丸い蛍光灯を使えばいいような気もします。

だが、断るw

リングライトは真ん中に穴が開いているので、そこにレンズ突っ込んでリングストロボ、あるいは無影撮影っぽいことができるのどえす。こんなカンジにね。

dsc00391

とまぁ、こういったユニークなこともできるのでポートレートなどにも生かせそうです。目にアイキャッチ入れたりとか。ただ、上から照らすだけですので、あくまでも簡単に通常よりもちょっとよい写真が撮れる…程度で考えておいた方がいいと思います。本来ならボトルは左からサイドライト当てて、逆サイドにはレフ置いて立体感出すようにすべきですし、メカメカしいものでも黒レフ置いて締めたり色々とこれだけでパーフェクトな写真は無理でしょうね。あくまでもカンタンに撮れるっていうところがこのリングライトのいいところ、です。あとは、こういったちゃんとしたRIFAライト単体なら15,000円ちょっとで買えますので多少予算に余裕がある場合には、これと安いスタンドなどを組み合わせるのもいいかも。

※注意点
蛍光灯はなんだかんだ言ってもあまり明るくありません。なのでデジカメでもISO400以上での撮影が多くなりますし、絞るとスローシャッターになっていくので、本来ならば三脚は必須です。ただ、熱を持たないのが蛍光灯のイイトコロなので、画角に入らないギリギリまで近づけたりして光量の少なさをカバーしてみることも可能です。しょせん40Wなのであまり期待しちゃうと肩すかしをくらいます。

話は変わって、今回キレイに撮り隊 デジカメスタジオを再度調べてみたのですが、これってグレーとブルーだけではなく、他のカラーのバックもあるんですね。ちょっと欲しくなってきた。まぁ、別のグラデペーパーとか自分で用意すればいいんですが。