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アメリカ紀行2014秋その3-セドナ1

フラッグスタッフで朝早く目覚める。時差ボケのせいか朝早いのも苦にならない。モーテルの朝食をピックアップして部屋で食べる。普通にパンとスクランブルエッグの組み合わせだが、味もボリュームも朝食としては十分なものだった。シナモンロールとリンゴをもらって非常食として持っていく。

今日はセドナへ向かうのだが、自分は特にスピリチュアルなものに興味があるわけではなく、純粋にセドナが観光地としても良さそうということで選んだ。山のリゾートエリアぽく感じられてちょっと楽しみ。フラッグスタッフからセドナへは森の中の山道を下っていくイメージ。アリゾナ州にしては砂漠地帯ではなく完全な森林地帯になる。標高が2200mくらいから一気に1300mくらいまで下がる。そのため気温はどんどん高くなるイメージだ。アリゾナでは平地では植物は少なく、高地ほど育ちやすい。

昇ったばかりの朝日を横から浴びながら南下していく。景色がすばらしく本当はもっとゆっくり行ってもいいかなと思うくらいだ。日本で言えば箱根の山を下りていくイメージかな。またこの道をゆっくり走ってみたい。

セドナへは2時間もかからず到着。自分の宿にチェックインするのは午後からと考えていたので、まずはセドナの空港近くにあるエアポートメサへ。と思ったのだが、パーキングが狭くてそのままいったん空港近くにある駐車場まで登って、セドナらしい景色を堪能する。メサと呼ばれるいわゆる岩の台地が近くに遠くにたくさん見えてダイナミック。レッドロック州立公園と名付けられているこの一帯は岩が赤くてすばらしい。

空港から少し下がったところにあるエアポートメサに戻り、短いトレイルを歩いてみる。だいたい頂上まで10分程度かな。一番登りやすいボルテックスだと思う。もっともそれなりに急峻な場所もあるのでちょっとだけ注意したほうがよい。ボルテックスは地磁気が強い場所というところらしいが、そんなものを感じられるはずもなく、基本は眺めのよい気持ちの良い場所だ。それプラス登った達成感はあるので、気分が高揚することは確か。

次に宿までの道を確認しておこうと走り出したがセドナの観光マップを見てると、イメージよりかなり広くて戸惑う。もっとコンパクトにまとまっている街だと思っていたのだが、中心部から自分の宿まで10キロもあるとは思わなんだ。アメリカのスケールを舐めちゃいかんな。えー、こんなに走るのかな?と確認するために脇道にそれたら、そこがホーリークロスチャペルへの道だったので、そのまま行ってみる。断崖に寄り添うように作られた教会は想像していたものより大きかった。

セドナの代表的な観光地っぽいため、観光客がたくさんいてかまびすしい。アジア系の観光客は数まとまると本当にうるさいw少人数のカップルなんかは静かなんだけど、大勢になるとうるさい。もっともヨーロッパでもイタリア人とかはめちゃくちゃうるさいが…。さすがに教会の中は厳かなイメージ。お土産を売っている地下のショップもあるのだが、特に欲しいものもないので、寄付金だけ置いて出た。さて、いよいよ次はボルテックスの中でも代表的なカセドラルロックに登る。