TAMRON AF18-270mmのデビュー戦

というわけで15時過ぎだってのに城南島まで行ってきました。取りあえず最初は野鳥大橋でチェック。

270mm f6.3
270mm f6.3

んー、やっぱり開放だと周辺減光が気になりますね。それにちょっとコントラストが眠いかな、と思わないでもない。でも高倍率ズームならこんなもんでしょう。

ちょっと倍率色収差が多いかな。

各f値を比べてみたのが以下の画像です。これは等倍で切り出したものです。

f-hikaku

クリックすると拡大します。これは中央付近の解像度を比較するために撮影したのですが、f6.3でもf9.0に比べるとそんなに解像度は遜色ないようなイメージです。F16.0まで絞るとさすがに回折のためかボヤけてるかな?という気がします。もっともF16まで絞っちゃうとISO1000まで上がっちゃったので、そのノイズリダクションの影響もあるか?という気がします。なんというか解像度は気にしなくていいレベルになってると思いました。中央付近でボヤけちゃう、なんてことはさすがにないようですね。

飛行機撮影なので、どうしても最望遠付近での比較がメインになってますが、そこらへんはご容赦を。

最後に、倍率色収差です。

これが全体です。
これが全体です。F6.3で撮影したものです。

この画像をDPPとSILKYPIX Developer Studio 3.0で現像したものを比較してみました。DPPで倍率色収差補正ができればベストなんですけどね。どうもSLKYPIXはなじめないというか…。

bairitsuクリックすると等倍になります。

これを見てわかるように、やっぱりそのままだと倍率色収差が出ちゃってますね。なんか色ズレしたテレビみたいだ。ちょっと気になるかなぁ。絞ってもあまり改善されないところなのが困りもの。飛行機みたいに色ズレしていると目立つ被写体だってのも可哀想なとこでもありますけどね。

トータルとして、便利ズームとして使うなら手ブレがほぼ発生しないので、歩留まりもいい。これが何より安心して撮影できる気分にさせてくれます。ファインダー像がビタっと落ち着くのは本当に安心できる。普段持ち歩くにはいいレンズです。被写体が自然の風景とか、散歩で見かけたモノ、なんて用途には十分かと。

解像度命、収差気になる~なんて人にはお勧めしません。18mmから270mmまで一本でいい、というのがこのレンズの最大の魅力なんですから。

その他本日撮影した写真は、こちら

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