NEC Display CRV43

すでにCESでもデモられていましたけど(ダジャレじゃない)、アメリカのNECがリリースした超ワイドディスプレイ、CRV43が発売されました。43という数字は、このディスプレイの対角インチを表しているようです。ま、湾曲しているので、単純に従来のディスプレイとは比べられません。しかし、このフューチャーぽいデザインを見ると、これだけでご飯3杯はいけますね。

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中身はDLPで投影する形ですから、液晶のように薄くできなかったよう。ブラウン管よりはコンパクトですが、液晶ディスプレイを見慣れた目には、なんて分厚いディスプレイなんだろう、と思ってしまいます。それに中はどうなっているのか見たくなるデバイスですね。

frontpers1_3_nec2解像度は、2880 x 900 (Double WXGA)+と、1440 x 900のディスプレイを二つ並べた解像度です。残念ながら、1920 x 1200ではありませんが、使用目的を考えるとあまり高解像度側に振るよりも、こういった中庸を目指したのかと思われます。ディーリングルーム、航空管制といった管制室などに向きそうですから。

その他のスペックとしては、階調は12bitで4096ありますから、従来の256に比べると階調性に優れているようで、気になる色域もsRGBを100%カバーして、160%の広がりになっています。Adobe RGB比でも99.3%と、ほぼカバーしているといってもいいでしょう。このAdobeRGB比でも、119%広がった領域も持っていますから、デザイン目的にはバッチリですね。再現可能な色数は、4096^3ですから、687億色にもなります。目で判別できるわけもないけど。

入力はシングルリンクのDVI-DとHDMI 1.3があります。気になるお値段は、$7,999…。高~~~い。しかしながら、この色域やダイナミックレンジの広さは一度見てみたいな。なんか10年前にこの値段なら納得感あるんだけどね。

早く日本で見られないかな、とワクワクしています。

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