デイトレ専用PCを作ってみる その3 – パーツを購入(その他)

 悩みどころなのが、CD-ROMドライブです。

DVDドライブ

 ML115に元からついているのは、すっぴんのCD-ROMドライブ。CD-ROMの読み出しだけで、書き込みもできませんし、DVDも読めません。本当にデイトレPCに特化してしまえば、OSのインストールや多少のアプリケーションのインストールができればいいので、このままでかまいません。トレードしている間にあまりDVD見たりはしないでしょうしね。 たまに、ポジションが逆に行かれているときに、現実逃避しようとして見たりすることはあるかもしれませんが(苦笑)。  今回は一応デイトレPCとは言え、使っていないときに他の楽しみ方もするかもしれないと想定して、DVDも焼けるマルチドライブを選んでみました。これはそれほど高くはないこと(パイオニア製のDVR-112D BKというそれなりに定評あるドライブiconでも5千円しません)というのもあります。今回は手元に余っていたDVDマルチドライブを使うことにしました。これはPCパーツショップ(たぶんFaithだったかな)で買ったもので、サムスン製なのです。購入したときに4千円程度で入手した記憶があります。 次にハードディスクドライブです。

HDD

 この写真は最初から装備されている80GBのハードディスクドライブです。このままでもデイトレPCには十分な容量でしょう。昨今は250GBや500GBのハードディスクを標準で持つパソコンが増えてきましたが、数年前までは80GBもあれば十分でした。実際に予備機になっている自分のPCもシステムドライブは80GBのままです。さすがに増設はしてありますけれど。

 今回予算を抑えたいのなら、このまま使うのがいいでしょう。自分は手元に320GBのハードディスクドライブが余っていたので交換しました。交換する際には以下のカバーを取る必要があります。

Cover-1Cover-2

 このカバーに限らず、このPCは特殊なネジを使っています。トルクスネジと呼ばれるもので、ハードディスクや、CD-ROMドライブの固定にも使われています。こんなネジです。

トルクスネジ

 トルクスのドライバーは普通の家庭にはまずないと思われます。そこでマイナスドライバーでサイズの合うものがあれば、十分使えますので、わざわざ専用のものを用意しなくても大丈夫。サイズが合うのはないよ、とか、もし気になるようでしたらダイソーなどの100円ショップにもおいてあります。あまり使わないものになりますので、購入するのは躊躇しちゃいますよね。

 最後にメモリーを2GB用意しました。元から512MBのメモリは付いていますので、そのままでもWindowsXPならば使えると思いますが、メモリも非常に安くなってきた昨今ですので、増設しておきましょう。 トレードするときに使うアプリケーションにもよりますが、自分はSAXO系のFX業者を使っていますので、トレード用のアプリケーションが、Javaをたくさん使用するためにかなり動作が重いソフトウェアになってしまいます。そのためメモリー増設は必須でした。通常のブラウザを使ったトレードしかしない、という場合にはメモリー増設しなくてもなんとかいけるかもしれません。

 もしメモリーを増設するのでしたら、ショップによくあるバルク品、というものではなく、強固にメーカー製をお勧めします。バルクのメモリは動かなくても文句言えないものですので、メーカー製品にしておく方が無難です。

メモリー

 自分はトランセンドのメモリーを購入し、1GB×2にしました。最初はツクモで販売しているバルクメモリーにしたのですが、インストール時にこけるといったことがあったために買い直し…。また、別の用途に使っている(サーバ機)に、バルクメモリーを入れたところ、メモリーのせいでOSまで壊してしまい、インストールと環境設定に二日も余分に費やしてしまいました。

 メモリーは最近の価格下落のためにブランド物とバルク品とあまり価格差もなく、メモリーは一度購入すれば、そうそう交換するものではありません。 ですので、ここはケチらずに、UMAXiconやトランセンドなどのブランド品にしておきましょう。 なお、ML115はカタログスペック上は、ECC付きのメモリーが指定されています。トランセンドのML115専用メモリーはECCながら意外に安価です。しかしながら、このECC付きのメモリーはとても高いので、DDR2-800と書いてあるメモリーにすればまず大丈夫です。詳細はML115 Wikiのメモリーのコーナーを読んでみてください。

 次に必要なのはサウンドカードです。ML115は残念ながらサウンド機能をマザーボードに持っていないため、サウンドカードを増設しないと音を鳴らすことができません。音が鳴らなくてもよい、という方は省いてしまってもかまいませんが、トレード中にアラームを鳴らしたいといったときに困る可能性もあります。ですのでサウンドカードを増設しておいた方が後々困ることはないと思われます。今回はクリエイティブから新しく出たとっても廉価なサウンドカードのCREATIVE Sound Blaster 5.1VXをamazonから購入しました。合計で2,000円ちょっとと安い割には音がよい、と評判のサウンドカードです。実は手持ちのサウンドカードを使おうと思ったのですが、ML115のPCI増設スロットは3.3V固定のため、手持ちのサウンドカードは5Vだったため動作しませんでした。ここらへんにややML115のウィークポイントがあるなぁ、とは思うのですがML115自体が安いため我慢しなければならないところかもしれません。

Sound Blaster 5.1VX

では次はこれを組み付けていきましょう。

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