今日は打ち上げの一日前。朝から取材があるので、夜明け前にホテルを出発。取材場所から日の出を見ることになりました。ケープカナベラルは天気はいいのですが、湿度がかなりあるために朝方は夜露がすごいのです。日が出る前には水面や地面から水蒸気がもうもうと立ちこめて、幻想的な雰囲気。
本日はスペースシャトルを覆っていたカバーがオープンされるので、シャトルのそばまで行ける日なのでした。セキュリティチェックを受けた後、バスに分乗して発射台近くまで移動。カバーで隠れているシャトルがだんだんと見え始めます。垂れ幕にGO DISCOVERYとあるのを見ると、期待感というか本当に行くんだな、と感じました。カバーが完全にオープンになって見えるシャトルの勇姿。このでかい乗り物が、あと20時間後には宇宙へ飛び立つことを考えると不思議な気分にもなりました。
この後昨日見ることができなかったサターンV記念館に行くために、ビジターコンプレックスへ移動。メディアといえどもビジターコンプレックス経由じゃないと見られないのです。おとなしくメディアサイトから7キロほど移動しました。ビジターコンプレックスからは、また記念館まで同じルートを逆にたどるので、まったくもってムダな移動なんですが。
サターンV記念館は、最初に色々とストーリーの説明があるのですが、時間がないために入り口左横にある小道を通って土産物屋から中に入ります。初めて訪問するときは、ストーリーの説明を聞いて手順を踏んだ方が感動できるハズなので、訪問する際はズルしないようにしてくださいw
初めて見たわけじゃないサターンV。でもやっぱり大きな感動を得ます。これほどでかい乗り物をこんな間近で見られる機会はそうそうありません。第一段の馬鹿でかいノズルを持ったエンジン5基は「よくこんなもん作ったなあ」としか思えませんし。とにかくNASAに訪問する機会があったら、絶対押さえておきたい場所です。
この後はいったんホテルに戻り、明日のローンチに備えて寝ることにしました。真っ昼間から寝られるか?と思ったのですが時差ボケの影響かあっさり眠りに…。
ここからKSCの日の出をご堪能ください。
朝靄の中に見えるシャトル。一種幻想的。
だんだん近くに見えてきた。興奮します。
うほー、到着だ。GO DISCOVERYの垂れ幕がワクワク度を演出してます。
メディアがいっぱい。最後にシャトルを間近に見られるんだから、そりゃそうだ。
セキュリティゲートは暇そうにしてるんだがw
空はイヤってほど青い。そして真っ白なシャトル。
無事にいってらっしゃい、という気持ちにならざるをえない。
メディアのバスで移動。ラウンチパッドから離れました。こみこみ。
入り口の入場券売り場の屋根には宇宙飛行士が上から出迎えてくれます。
入る値段は意外に高い。フロリダのテーマパークのひとつだからかな。
メディアパスを出すと入場券はフリーでもらえます。ちょっとうれしい。
ビジターコンプレックスのマップ。広いのですが、全部見ても2時間ってところじゃないでしょうか。
最初に見えるのが広場にあるNASAのロゴ。初期のロゴを復刻させて使っていますが、今の時代はこちらの方が新しい感じに思えます。
STS-131の旗がたくさん。これはこの機会しか見られない旗だと思うので記念に撮っておきました。
シャトルバスには赤と青のラインが。NASAらしいカラーリング。
シャトルバスは数台いっぺんに来ますので、列の長さほど待つイメージがありません。
みんな一様に見上げておもしろい。
最初のロケットとエンジン。異様にでかいので本物を見たらぜひ自分との対比写真を。
アポロ関連で新聞記事になったものの抜粋。
ウナギの寝床みたいに細長い建物です。でかいです。
2段目。
中にカフェテラスがあります。大昔ピザ食べたような。
司令船と機械船。司令船はぴかぴか。
司令船の内部を見ることができます。お世辞にも広くない。ここで何日間も過ごしたのは大変なストレスでしょうね。
月司令船と機械船、そして着陸船を納めている最終段。
月に到達する司令船と機械船。アポロ13では後ろの機械船がぶっ壊れたんですね。
月の石を触れる場所。月の石を常設展示しているのはここくらいのもんでしょう。しかも触れるし。
これが最終段のロケット。これだけでも十分でかい。
大西洋の海で泳いでみたかったですよ。今日も桟橋は人気スポット。