あら、これは欲しいかも、と素直に思えるカメラが久々に。デジカメから興味が若干失せたこともありまして、NEX-7もEOS 5D MarkIIIも「うーん、別にいらないかも」と思っていたのですが、このKiss X6iはスペック上なかなかよさげだな、と感じた次第。次の7Dのスペックを予想させうる存在というべきかな。
動画撮影が進化してること。フルHDで30fpsになってるのは前の機種からなので当然として、ハイブリッドCMOS AFが採用されたり、ステッピングモータを採用したSTMレンズが用意されているのが動画に対してのEOSの新たな基準、という期待をさせます。AFとして使う場合には今のモデルたちよりもはるかに簡単になっていそうでぜひ試してみたい。
さらに音声もステレオで録音できるし、ステレオマイク端子も付いた。さらにマニュアルでのレベル調整に加えてウィンドカット機能とかアッテネーターもあり、追い込んだ調整もお手軽なモードも双方できるフレキジブルさがいいな、と思ったのでした。
もうビデオカメラいらんよな、という作りになっていてくれることを期待しちゃうわけさ。
あとはタッチパネルを採用したインターフェイス。従来のものは残してくれているので、タッチパネルナシでも操作できるのは嬉しいし、それにプラスしてタッチパネルでより直感的な操作ができるのはよい。
次はお手軽なクリエイティブフィルター。ま、ここらへんは自分の持っているEOS機種にはまったくないものなので、Eye-FI対応と相まって、撮影画像をクリエイティブフィルターで加工してEye-Fi経由でiPhoneに飛ばしてFacebookにアップロードするなんてことができるわけだ。ま、自分じゃやらないけど、できるのとできないのではちょと違う。こういったものが欲しくてE-PL2を買ったりしたわけなので、あればなんだかんだ使う機能だな。
肝心の画質は、あまり気にしない。なぜかというとデジタルカメラ、特に一眼レフは静止画画質に関してはほぼどれを選んでも変なことにはならなくなった時代になったから。7Dと同等のセンサーから4つ目なんだからそれなりに進化しているだろうし、そこらへんは心配してない。画質をめっちゃ重視するねん!という人以外にはフルサイズなんていらんな、と思うわけでAPS-Cでも7年前のKiss DNの画質だって昼間撮影したものなら、ほとんどの人には十分だと思う。キヤノンのやることなんだから、ここらへんは信用しよう。
もちろん、即必要なものではないので、少し価格が落ち着いたら買おうかな、なんて思って欲しいものリストには突っ込んでおきました。